2024.05.31

女性が男性の足を刺した!早く釈放されるための弁護活動とは?

今回は、実際に弊所の弁護士が担当した刑事事件の解決事例をご紹介します。

事案概要

女性が男性を刺した事件です。

2人は、この日に初めて出会って意気投合し、お酒の勢いもあって女性の家に一緒に帰りました。

ところが、酔いが覚めてきた女性が男性に対し「帰って欲しい」と要求するも、男性は「終電もないし、疲れてしまったから寝て帰りたい」と要求を拒否しました。女性が怒って刃物を持ち出しましたが、男性は帰ろうとしなかったため口論になり、女性が男性の足を刺してしまいました。

その後、警察に通報し、女性は逮捕されました。男性は全治数ヶ月の、十針以上を縫う怪我を負いました。

弁護活動とその結果

逮捕の日から弁護活動を開始しました。

勾留前に釈放させるために、出来る限りの準備は行ないましたが、釈放されませんでした。

勾留に至った理由は、行為態様と傷害結果が重いことや、加害者・被害者が相互に個人情報を認識していること等の事情によると考えられます。

その後は、被害者と示談の交渉を進めました。示談の際は、弁護士が被害者の男性の家に直接伺って、謝罪しながら条件を整えて、示談書を作成しました。

結果、治療費を含めて数十万円を分割払いすることで示談が成立しました。

勾留満期となる日が連休中だったので、連休前の平日(勾留請求から17日目)に釈放されました。
この事件は不起訴処分となり、女性に前科がつかず終結しました。

お困りの際は是非ご相談ください

刑事事件は、スピードが命です。家族や大切な方が逮捕されてしまったなど、お困りの方はなるべく早めにご相談ください。

より詳しい解説は下記の動画をご覧ください。